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梅雨はどちらへ?

新人N

「THE MAKING」という動画をご存知でしょうか。 ネット配信もされている科学・教育系番組です。

食品、乗り物、家電、工業製品、工芸品など、様々な身近な製品がどのように製造されているかを、メーカー工場の取材を通して紹介する15分程度の動画です。
初回は1998年公開ですが、残念なことに2014年の317回を最後に更新が途絶えていました。

そんなTHE MAKINGがつい最近、7年ぶりの新作を公開しました!
THE MAKING最新作のタイトルは「THE MAKING (318)ミルクレープができるまで」です。
一般的なスーパーで売られているミルクレープの製造を取材した動画でしたが、動画構成もBGMも7年前と変わらず、画質だけが向上している完璧な内容でした。
これを待っていた…!

私も出来上がったミルクレープをポンポンしたいです。
個人的に、今一番HOTな話でした。

暖房器具

HOTといえば、今年は例年よりもずっと早く梅雨が開け、6月とは思えない猛暑となりましたね。
「夏と冬、どちらが好き?」 誰しも一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
この2つから選ぶなら、私は冬のほうが好きです。
理由は簡単で、夏はPCの排熱対策が面倒くさいから。
PCの内部温度は高負荷時には90度に達することも度々あり、性能によっては立派な暖房器具となります。
そんな暖房器具をエアコンの付いた部屋で使うのは、昨今の社会事情的に少々気が引けます。
冬はむしろガンガン使っていけるので良いですね。

夏、気温、室温

そんな暖房器具にとって夏の猛暑は天敵です。
家には常時電源が入っているサーバもあるため、日中の室温とPCの状態が気になりますね。
数千円で売られているIoT対応の温湿度計を購入し、室温を監視してみることにしました。
室温がわかったところで、温度上昇を抑える対策なんてエアコンくらいしかありませんが…

THE MAKING 室温監視ができるまで

その温湿度計は専用のスマホアプリから温度と湿度がリアルタイムに確認可能なものでしたが、少々使い勝手が悪かったので温湿度値を取得してグラフ化するシステムを作ることにしました。
ありがたいことにその温湿度計にはAPIと呼ばれる、ソフトウェア開発者向けに値を取得する方法が用意されていました。
このAPIに対して定期的にリクエストを行うことで、現在の温度と湿度を取得することができます。

APIの処理とグラフ化は自宅にあるサーバでも可能ですが、メンテナンスが面倒なので今回はGoogle App Scriptを使用します。
Googleが提供している自動化ツールで、Googleスプレッドシート(≈エクセル)との連携が容易なため、グラフ化も簡単に実現できます。
ちなみに自動化ツールとしては他にもMicrosoftのPower Automateなどがあります。

晴れ舞台

こちらが出来上がったグラフになります。

割りといい感じに記録ができていますね。
とくに月末の猛暑は、グラフとして見る分にはなかなか面白いですね。
実際の室温は全く面白くありませんが…
夏の猛暑対策としての温度監視が、こんなに早く晴れ舞台に立つとは思いませんでした。
梅雨って何だったんでしょうか…

PCが熱を発するということは、当然サーバー機器やネットワーク機器もそれなりに熱を発します。
そういった機器が設置されているサーバールームでは、空調管理や温度監視がされている環境が多くあります。
空調や室温、機器の内部温度等に異常が検知された場合は、管理者へ通知が送信されるように設定することもあります。
次はそういった通知システム面を作ってみても良いかもしれません。

IoTやスマートホームといったワードは数年前に注目を浴びたものの、昨今は落ち着いてきたように思います。
この数年の間に様々な知見がネット上に蓄えられ、こういった機器がとても触りやすくなっていました。
室温や湿度以外の監視を考えてみるのも面白そうですね。

※外気温の観測結果を公開することは気象業務法によって届け出等が必要になる場合があります。

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