TNT SOLUTION RECRUIT 2021

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2年目の課題

T.O

 エンジニア歴2年目のスタートをきったT.Oです。

 今週はT.Sさんかと思った? 残念! T.Oでした!
…いえね、無理矢理T.Sさんの出番を奪ったわけではありませんよ。
今回T.Sさんがちょっぴり忙しいので、ピンチヒッターT.Oが代わってお届けします。
T.Sさん推しの方にはごめんなさい、T.O推しの方はお待たせしました。
言っといてアレですが、私推しの人っているんですかね??

🍓いちご味の歯磨き粉🍓

 先日仕事帰りに歯磨き粉を買い忘れ、帰宅後に薬局へ行きました。
閉店時間の15分前に滑り込むという荒業でしたが、丁寧な「いらっしゃいませ」に迎えられました。

買うものは決まっているので、一目散に歯磨き粉の棚を目指します。

 ふと、棚の下に陳列されているいちご味の歯磨き粉に目が止まりました。
大人用と同様、子ども用歯磨き粉のバリエーションも30年前とは大違いです。
手に取って、パッケージのイラストや薬効を見ていきます。

 すると後ろから「歯磨き粉をお求めですか?」と店員さんの声がしました。
どれにしようか迷っている旨を伝えると、店員さんからこう聞かれました。
「おいくつなんですか?」…と。

 一瞬、(年齢と何の関係が…?)と疑問が浮かびましたが、すぐに理解しました。
店員さんは、私が自分の子どもの歯磨き粉を買いに来たと思っています。
スーツ姿の男性が子ども用の歯磨き粉を手にしていれば、誰でもこう思うでしょう。
経験があるからこそ、起きてしまうことです。

経験からくる思い込み

 以前先輩と共にお客様先で点検作業をしていたときのお話です。
稼働中のシステムに異常が無いか調べていると、一部でエラーとなっている箇所を発見しました。
保守用のファイルをめくって、過去に同様のエラーが発生していないか確認します。

 すると、以前から同様のエラーが発生している事と特に対応は不要だという事が分かりました。
(また同じエラーか…、じゃあ今回も特に対応しなくていいかな。)
ファイルを閉じかけた時、エラーの発生個所が微妙に違うことに気づきました。

 エラーの内容が同じであっても、発生個所が異なればそれは全く別のエラーです。
もう一度ファイルを開いて精査・確認した結果、未認知のエラーであることが分かりました。
エラーの内容だけを見て、また同じエラーだと思い込んだ結果が招いたヒヤリハットです。

 ある程度仕事に慣れてくると、経験則から事象に対する答えを出せるようになってきます。
経験を積んだ成長の証ですが、今度はそれが思い込みにつながらないようにしなければなりません。
業務に対してある程度慣れてきたTには、2年目の課題と言えるでしょう。

カンと経験・先入観と思い込みは表裏一体だという事を意識して仕事に取り組みたいと思います。

ちなみに、薬局でのその後のやり取りは以下のような感じでした。

T「3X歳です」
半笑いの店員さん「いえ、お子様の年齢です。歯磨きはお一人で出来ますか?」

T「実はひとり身でしてね、歯磨きならベテランの域です」
肩を震わせてうつむく店員さん「……」

自分用の歯磨き粉を買いに来たと説明し直し、ちょっとお高めの歯磨き粉を買って帰りました。
店員さんとの雑談で、ブラッシングの後に口をすすがない「スウェーデン式歯磨き」なるものの存在を知りました。週末は新しい歯の磨き方に挑戦してみようと思います。

歯磨き粉から2年目の課題を学んだTでした。

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