TNT SOLUTION RECRUIT 2021

MEMBER BLOG社員ブログ

い・ろ・は

K.N

突然ですが、「いろは歌」をご存知でしょうか。
平安時代中~後期に作られたとされている、作者不詳の作品です。

いろは歌

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

いろは歌

歌の意味や解釈は諸説あるとされますが、「かな文字の練習手本」として古くから使われてきたことは間違いないそうです。
また、物事の基礎・基本を示す「物事のいろは」という言葉は、このいろは歌から転じています。

当然ネットワークにも「ネットワークのいろは」が存在します。
その中でも、基礎中の基礎といえる数字がいくつかあり……その一つがIPアドレスの「192.168.0.0」です。

IPアドレスって?

ネットワークに繋がっているすべての機器には、「IPアドレス」と呼ばれる数字が割り当てられています。
スマートフォンも、パソコンも、Wi-Fiルーターも、みんなそれぞれ固有の数字を持っているわけです。

このIPアドレスはよく「住所」に例えられます。
手紙を送るときに住所が必要なように、ネットワーク上でデータをやり取りするときも、「どこに届ければいいか」を示す番号が必要で、それがIPアドレスというわけです。

「192.168.0.0」って?

IPアドレスには大きく分けて2種類あります。

グローバルIPアドレス:インターネット上で使われる、世界中で唯一の住所
プライベートIPアドレス:家庭内や会社内など、閉じたネットワークの中だけで使われる住所
「192.168.0.0」はこのうちプライベートIPアドレスに分類され、専門的には「クラスC」と呼ばれる種類に当たります。
クラスCのIPアドレスは主に小規模向けのネットワークが意識されることもあり、家庭向けのネットワークでよく見かけることが多いと感じます。
自宅のWi-Fiルーターの設定画面を開いたことがある人なら、「192.168.0.1」や「192.168.1.1」といった数字を見たことがあるかもしれません。あれがまさにこのプライベートIPアドレスです。

「いちきゅーに、いちろくはち」の他に、語呂合わせで「いちくに、いろはと呼ぶ人もいます。
「いちくに、いろは」という読み方は、まさにこのアドレスがネットワークのいろはである、ということを象徴しているようで、なんだか覚えやすいですよね。

もしものときに

「なんかネットに繋がらない……」というトラブルは、誰でも一度は経験があるはず。
そんなとき、このIPアドレスの知識があるだけで、原因の目星がグッとつけやすくなります。

たとえば、自分のパソコンに割り当てられているIPアドレスを確認して、「192.168.x.x」という番号になっていれば、自宅ネットワーク内では正常に通信できている可能性が高い。
逆に「169.254.x.x」という数字になっていたら、パソコンがIPアドレスを受け取れていない可能性が高いサインだったりします。

ネットワークのトラブルは、こういった「数字の読み方」を少し知っているだけで、闇雲に機器の再起動を繰り返すより、ずっとスマートに対処できるようになります。

いろは歌が「かな文字のいろは=基礎の基礎」として長く親しまれてきたように、「192.168=いちくに、いろは」もネットワークの基礎の基礎として、覚えておきたい数字です。
難しそうに見えるネットワークも、こうした「いろは」をひとつひとつ知っていくことで、きっと身近に感じられるようになりますよ。

シェアする: