少しずつ春の足音が聞こえ始めましたが、まだこたつを片付ける気はさらさらない新人Tです。
私の住む街でも各学校で卒業式が行われたようで、誰かの式典リボンが風に舞っていました。
卒業証書を入れる筒をすっぽんすっぽんしていたあの頃を思い出し、少々おセンチ(死語)な気分になりました。
ちなみに卒業証書を入れるワニ革の筒は賞状筒と言うようですが、段々と二つ折りの証書ホルダーに代わっているそうです。
腰道具
腰道具という言葉を聞いたことがあるでしょうか?。
文字通り腰につけたり下げたりする道具全般を指す言葉で、工具や工具ホルダー、革ベルトなんかも腰道具です。
建築関係の職人さん達が腰に色々つけている姿をイメージして貰えばよいかと思います。
弊社の業務の中で、一番体力を使うのは構築した機器をクライアント様先に設置することです。
IT機器は軽いものであれば机の上にポンと置けますが、重量物は専用のラックに収納したうえでビスやボルトで固定します。
設置場所もそれぞれの現場で違うので、必ずしも作業しやすいスペースが確保されているとは限りません。
そうした作業を行う時に必ず持っていくのが弊社の工具バッグ。
電動工具やマジックテープ、ニッパーや結束バンドなど現地作業に必要なものが一通り入っています。
重さを計ったことはありませんが、抱え上げて運ぶよりもキャスターで転がしていく方が無難です。
しかし、何度か現場を踏むとコレ持ってくりゃ良かったなと思えるものがいくつかあります。
そんな「無くても設置は出来るけど、ありゃ便利だよね」な道具をを新人Tの浅い経験から紹介します。
フラッシュライト
設置する部屋に電灯が無いことはまずありませんが、細かいところまで光が届かないことは多々あります。
このケーブルをここに挿したいのに大量のケーブルの影になっていてよく見えないって時に使います。
二人一組で作業をする時も、一人が照らしてもう一人がケーブルを挿す事で挿し間違えを防ぎます。
十徳ナイフ
色々な機能が付いていますが主に使うのはナイフです。
機器が入っていた分厚い段ボールを解体する、大きいゴミをゴミ袋に入る大きさまでバラす時に使います。
ときどき研ぎあげてやると、切れ味が長持ちする頼もしいやつです。カタログギフトで貰った由緒ある一品です。
ランヤード
吊り紐・カールコードとも呼ばれる工具類の脱落防止用の安全環付ワイヤーです。
私は十徳ナイフに必ずつけています。万が一作業中に落としても宙づりになるのですぐに発見出来ます。
刃物は便利ですが、取り扱いにはより一層の配慮が必要です。
マグネット付き伸縮棒
学校の先生が持っているやつに似ていますが、違いは先端に小型強力マグネットがついている点です。
ビスやボルトを外した時、誤って手から落としてしまう事があります。なぜかそういう時に限って微妙に取りづらい隙間に落ちるものです。
手の大きい私にとっては、隙間に指が入らない時のストレスはすさまじく、そういう時に活躍してくれます。
革手袋
作業中の刺傷・切傷・擦過傷などから手を守ってくれます。
手袋は工具箱にも入っていますが、私は手が大きいのでMY手袋を使っています。
手をケガすると作業効率とテンションが落ちるので気をつけましょう。
日本では香川県東かがわ市が手袋国内シェアの9割を占めているそうです。
いかがだったでしょうか?。
今回取り上げた5つは私が前回の現地作業で実際に腰回りに下げていたものです。
今後仕事を続けていくと、少しずつ種類が増えていくかも知れません。
ペン型インパクトドライバをガングリップ型にして腰に挿すと、なんだか強くなった気がする新人Tでした。
・・・。
・・・・・・。
※今回ブログ内で十徳ナイフを取り上げましたが、刃物は持ち運び・取り扱いには注意が必要です。
新人Tは自宅から現場までの往復時には、ランヤードを付け袋ケースに入れた上でカバンにしまい持ち運んでいます。
使用場所以外では絶対に出さない、正当な理由なく持ち歩かないなど法令遵守していますのでご安心下さい。