師走の初旬、急に冬らしい天気と気温になりコートと手袋が手放せなくなりました。
トレンチコートを着るなら、ボルサリーノを粋に被りいかす靴を履きたいTです。
紺碧(こんぺき)のトレンチコートを纏い、黒革の手袋を嵌める。
今夜港で決着をつけに行きそうな恰好ですが、意外とよく似合っています(本人談)。
Tの読む本~第1話目~
今回は連載中の「CCNA取得への道」のお話はお休みです。
まだCCNA取得に挫折したわけではありません。
初めてブログに書きますが、Tは、(恐らく)弊社でTOP5に入るぐらい本を読んでいる生き物です。
子どもの頃に【国立国会図書館に住めたらいいのに】という願望を持っていたぐらいです。
なので、数カ月に1本ぐらいのペースでTの読でいるor過去に読んだ本の事をブログを書いてみようと思います。(国立国会図書館は18歳未満は利用できないと知ったのは大人になってからです)
第1話目に紹介するのはこの本です。
自衛隊は総数約25万人が所属する日本最大級の巨大組織です。
組織の規模が大きくなればなるほど、その統制は困難を極めると言われます。
国防を司る防衛組織の仕事術に興味を持ち、11年前にamazonでポチりました。
本書を読んでいてTが「…っこれは!」と思った部分をTと絡めつつ一部紹介してみます。
- 正・早・安・楽をすれば【作業】は【仕事】になる
本書では「正:ミスをより少なくする。 早:より早く 安:より安く 楽:より楽により楽しく」と定めています。
上記の4点を意識せずに手を動かせばただの【作業】ですが、意識して行えば【仕事】になります。
Tは「正」と「早」を意識する事はありますが、「安」と「楽」はあまり考えた事がありませんでした。
「安」はコストパフォーマンスと同義ですし、より「楽」になればミスを生みやすい焦りが解消されます。
- 「必成目標と望成目標」を設定する
本書を読んでいてTが一番感銘を受けたのがこの目標の二分化です。
それぞれ「必成目標:最低限これだけはやり遂げたいという”最小目標”」と「望成目標:あわよくばここまで成し遂げたい”最大目標”」を指しています。
それまでTの知る目標の立て方というのは「主目標1つ」+「主目標につながる複数の小目標」形式でずっと考えていました。
必成目標はミニマム設定なので達成率が高く、達成すれば次のステップに上がる時の弾みがつきます。
「よし!、これは出来た!」という気持ちはモチベーションにも大きな影響を与えると思います。
- 知らないことは知らないと申告させる
これだけはTは出来ています、否これだけはやろうと思えば誰でも出来るというのが正しいでしょうか。
上位者から「~という事です。分かりましたか」と問われ「分かりません」と答えるのは実際難しいものです。
Tは同様の状況で「分かりません!」と言った経験が何度もあります。
恥ずかしさは後ろめたさは勿論ありますが、分かったフリをするのは【非常に危険】だと思っています。
言いやすい雰囲気や人間関係も大切ですが、素直に申告することも自分の為、上位者の為、組織の為に繋がります。
非常に簡単に3つあげましたが、実際の内容はもっと多岐に渡り内容も濃いものとなっています。
自衛隊の任務は場合によっては人の命に直結するが故、民間企業以上に厳しい組織力を求められます。
この本は今もTの本棚に置いてあり、時々手に取って読み返しています。(そうしないと忘れるので)
ちなみに別の自衛隊関連の本で学び、もう一つTが実践していることがあります。
「ABCD」→「A:当たり前のことを B:ぼーっとせずに C:ちゃんとやる D:出来るだけ笑顔で」です。
最後の出来るだけ笑顔でってのがミソです。Tは弊社一話しかけやすく親しみやすい人を目指しています。
間もなく新しい一年が始まりますので、目標の二分化を実践して新年の抱負を決めてみようと思います。
ボルサリーノを被って出勤するのはやりすぎかどうかを見極めたいTでした。