TNT SOLUTION RECRUIT 2021

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席替えってドキドキしますよね

ひよっこNWエンジニアT.O

寒い冬が終わり、ようやく春らしい温かさを感じられるようになりました。
「雪が溶けたら何になるか知ってる?」と聞かれて、かつて答えられなかったTです。
この質問のセリフは結構有名だと思いますが、ある人はとある少女漫画、また別の人は某ロボットアニメを思い浮かべるようです。
Tは当時憧れていた先輩から借りた少女漫画の方でこのセリフを知りました。

起きると困る”ケーブル断線”のおはなし

皆さんの家にも必ずあると言っていいほど、私達の生活はケーブルに支えられています。
あなたがお持ちのスマホも、バッテリーが減ったら充電ケーブルにつなぎますよね?
同僚のK.Nさんはスマホをワイヤレス充電していましたが、今回は見て見ぬふりをします。
電源ケーブル、LANケーブル、コンソールケーブル、仕事をする上でも欠かせないケーブル類です。
生活に欠かせないからこそ、破損や断線すると非常に困ることになります。

さて、Tは3月下旬から4月上旬はケーブルの断線や破損が増えることを経験から知っています。
この時期は先生方がいる職員室内で新年度に対応する為の「席替え」が行われます。
皆さんも小・中学校で経験したあの席替えとほぼ同じです。
違う点は、動くのが生徒用の軽くて小さい机椅子ではなく、先生用の大きくて重い事務机椅子です。
どんなに気をつけても、席替え中はケーブルを引っ掛けたり机や椅子の足で踏んでしまったりします。

一般的にケーブルは、複数の電線を外装で覆い一つに束ねて、強度や絶縁の性能を上げたものを指します。
その為ある程度摩耗や衝撃に強く出来ていますが、経年劣化や非常に強い衝撃などで断線してしまいます。
今回も席替え後に「ネットワークに繋がらない」という問い合わせを受けて、Tは現場に走りました。

約5mのLANケーブルをたすき掛けにして、机の下に潜り込みます。
島HUB(室内のデスクの集合(島)や列ごとに配置される集線装置のこと)の位置を確認してどのケーブルを取り換えるのかをチェックします。
取り付けられたテプラを確認したり目印のテープを貼ったりしながら、ケーブルの取り違えが起こらないように作業をします。
同色のケーブルで統一されている場合は、目視確認だけでは絶対に間違えるので工夫が必要です。
Tは100均一で買ったワイヤーリボンを対象のケーブルに通すことで間違いを防止しています。

こんな感じのイメージです。10m以上のLANケーブルもあるので、これが無いと途中で見失ったら最初から辿り直しです。

無事に取り換えが終わったら、きちんとネットワークに繋がるかを確認します。
加えて、周りの端末で急にネットワークに繋がらなくなった端末が無いかも確認します。
作業自体の難易度は高くありませんが、安全・確実に作業を行うには知識と経験が必要です。
今回は触れていませんが、LANケーブルで電力供給(PoE)を行う「PoE対応LANケーブル」なんてのもあります。
こちらは通常のLANケーブルと比べて大きな電気が流れているので、場合によっては感電等の注意も必要です。

ただ無計画にケーブルをつなぐのではなく、保守しやすいように綺麗な配線・整線をTは心がけています。
同業他社のエンジニアさんだけでなく、電気工事業者さんの配線・整線も参考になります。
ユーザー・保守業者両方の為にも使いやすく綺麗な配線を身に着けたいTでした。

余談

最後に電気の話がちょこっとだけ出てきたので、余談を書きます。

3月中に電動バイクの試乗会に行ってきました。
ガソリンエンジンでは無く、バッテリーとモーターで走るバイクです。

スリムなオフロードタイプ。車重が軽いので加速はやや劣りますが取り回しが楽でした。
ややずんぐりなネイキッドタイプ。抜群の安定感と加速力を味わえます。

排気量換算で125ccなので、原付2種の扱いですが時速60kmぐらいは楽に出ます。
初速~中速までの加速は凄まじいの一言です。

デメリットはバッテリー容量の少なさと出先での充電場所が限られる点でしょうか。
フル充電に8時間、航続距離は70~80kmとのことでした。

エンジンがモーターに取って代わる時代は割と近いのかも知れません。
個人的に技術の進化は歓迎ですが、少し寂しい気もしますね。

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