世の中がどれだけデジタルになっても、アナログなものが完全淘汰されることはまずありません。
時計とノギスはアナログに限るというこだわりのもと、今日も紙のメモ帳片手に電話を取る新人Tです。
世の中のデジタル化が進み、一部ではアナログ回帰のような現象が起きています。
使い捨てカメラやレコード盤にエモさを見出す若い人たちを見ると、文字通り世代が違うなと感じます。
新入社員Nさん
先月後半に、新人のNさんが入社しました。
新人といっても大学で情報系の学位を修め、プログラミング言語やサーバなどに関する知識を持った方です。
ITに関する理解が深く、すいすい知識を身に着けています。私が一ヶ月掛かった研修の教科書を一週間で理解してしまいました。
こうなると私の立ち位置が危ぶまれますが、そもそもスタート地点が違うので特に悔しくはありません。
むしろ、彼から「こんなことも出来ますよ!」と教えて貰うことも多く、その度にITの凄さ・面白さを改めて感じる毎日です。
ちなみに私と彼のデスクは隣同士ですが、眺めの良い窓際にあるのは私のデスクです。そう、私のデスクは窓際にあるのです。日本語はかくも奥深い意味を持っています。
世代の違い
実は新人TとNさんは同じ新人同士でも、ちょっと年齢が離れています。
Nさんとの年齢差は概ね8歳ぐらいなので、違う世代の新人同士が隣のデスクで仕事をしています。
スマホが登場した時、私は社会人でNさんは中学生ぐらいです。
私が携帯電話で着メロを入力していた頃、Nさんはまだ小学校に入学する前です。
Nさん世代にとっては当たり前のITサービスが、私にとっては当たり前ではないことも多々あります。
自分よりも新人のほうが知識や技術に詳しいという状況はどこでも起こりうると思います。
その時がきたら、虚勢を張るよりも素直に教えを乞うことが出来る人になりたいですね。
ことわざにも、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥とあります。知らない事は年齢問わず知っている人に聞くのが一番です。
新人Tがまだ若造だった頃、師から賜った言葉です。
自分以外の人はみんな何かしらの先生であるから、よく学びなさいという意味です。
常々謙虚に学ぶ姿勢だけは忘れないようにしているつもりです。
宅配便の受け取りと電話応対だけは相応の実力があると自負している新人Tでした。