TNT SOLUTION RECRUIT 2021

MEMBER BLOG社員ブログ

自分に出来ることをしよう!

ひよっこNWエンジニアT.O

日中はまだ暑いのに朝晩の冷え込みは季節がもう秋になったことを知らせてくれます。
夏の終わりにだけ訪れる、言葉に出来ないあの物寂しさの正体を知りたいTです。
もう汗をかくことは少なりましたが、Tはまだ半袖で仕事をしています。
長袖を着ても今の時期はつい袖をまくり上げてしまうので、あまり意味がありません。
先日冬用のスーツをクリーニングから引き揚げてきたので、今月中には衣替えです。

L1物理層のおはなし

Tがエンジニアになってまず最初に習ったのは、「OSI参照モデル」と「TCP/IP」という階層概念です。
通信の仕組みや流れを階層化したもので、この一番下にOSI参照モデルでは「物理層」、TCP/IPでは「ネットワークインターフェイス層」があります。
それぞれ異なる言葉で表していますが、意味としてはどちらも物理的な接続方法が規定されています。
LANケーブルや光ファイバーケーブルなどが分かりやすい例です。
今回はそんな物理層のお話です。

ある学校様でインターネットが全く繋がらないという報告を受けて、Tが出動しました。
通常こうした緊急度の高い案件は、上長・先輩クラスの人と一緒に動きますが今回はT一人です。
急にTのエンジニアとしてのレベルが上がったわけでは無く、現地の状況を確認・報告する初期対応を任されたのです。
初期対応とはいえ、内容如何によってはその後のオペレーションに影響するので重要な仕事に変わりありません。
不安な気持ちでTの到着を待っている先生方のことを考えつつ現場へ急ぎました。

到着後、先生方から状況の聞き取りを行いネットワークの疎通確認を行います。
すると内部の通信は出来るものの、外部へのアクセスは出来ない状況であることが分かりました。
上長へ報告しつつ外部との通信を管理している機器を確認すると、外と通信できる状態であれば点灯しているはずのランプが消灯しています。

念のため周辺機器も含めて再起動しますが、ランプは消灯したままでした。
このことから上長は回線事業者さんから借りている機器やケーブルになにか問題があるのではと判断されました。

回線事業者さんへ連絡の電話を入れた結果、機器の故障が確認出来ました。
対応員の方がこちらに向かっている間に、上長や先生方に状況の報告をします。
後々報告書を作成する為に自分が行った対応も時系列順にメモを残します。これはかなり大事です。
対応員の方が到着され、見たことも無い機器を使って故障個所の検出や復旧を行っていきます。
Tが直接出来ることはありませんが、復旧の見通しを報告したり作業内容をまとめたりと裏方で出来ることをします。

その後 無事に復旧しました

迅速な対応のおかげでお昼休みに入る前に通信が復旧しました。
今回の原因は接続されている光ファイバーケーブルに問題があったようです。

ネットワークの疎通確認を行い、復旧した旨を先生方にお伝えすると歓声と沢山の拍手を頂きました。
エンジニアになって初めて頂いた歓声と拍手はとてもとても嬉しかったです。

対応員の方にもお礼を伝え、塩飴と塩タブレットをプレゼントします。
機器の置いてある部屋はエアコンが作動していても暑いのです。

今回は別の業者さんの機器と物理層のトラブルなので、Tに出来ることはほぼありませんでした。
しかし次回同様のトラブルが起きた時は、今回よりもスムーズに対応できると思います。

「場数」は文字通り踏んだ現「場」の「数」なので、まだまだ数を増やす必要があります。
歓声と拍手を頂いた嬉しさを胸に今日も現場に走るTでした。

シェアする: