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スタンドアロンPCとアップデート作業

ひよっこNWエンジニアT.O

オフィスの中にいる時はまだいいのですが、現場をまわるとすぐに汗をかいてしまう初夏になりました。
新しい制汗剤を試した結果、アイランドブロッサムの香りを発するようになったTです。
数年前の夏に、友人達と岐阜県の川でラフティングに挑戦したことがあります。
みんなで力を合わせてオールを漕ぎ、急流を乗り越えゴールまでたどり着いた充実感をよく覚えています。
ボートの揺れに見せかけて、何度も私を川に落とした友人A・Cの下卑た笑みもよく覚えています。

スタンドアロンPC

昨今では、PCに限らず情報機器は基本的に何かしらのネットワークにつながっている事が当たり前になっています。
PCやスマホはインターネット(外部)につながりますし、複数のPC間でファイル共有する時もネットワーク(内部)につながっています。
しかしそんな中で、ネットワークや他の機器とつながらずに単独で動作している「スタンドアロンPC」というものが存在します。

スタンドアロンという言葉自体は「孤立」を意味するもので、スタンドアロンPCは「孤立した環境で動作するPC」となります。
どこにも繋がっていないPCの最大の強みは「どこにも繋がっていないからセキュリティ的に非常に強い」です。
ネットワークにつながっていないので、ネットワーク経由で攻撃を受けたり悪いものが入ってくることがありません。

マルウェア等に汚染されたUSBメモリなどの物理的な接続がない限りは基本的に安全です。

カタログサイト

Tは今回スタンドアロンPCのWindowsアップデートを行うことになりました。
普段であればインターネットにつないでWindowsの更新を行うだけですが、今回はスタンドアロンPCなのでネットワークにつながずにアップデートを行う必要があります。
(…インターネットに繋がずにWindowsを最新の状態に!?)という顔をしたTに先輩が教えてくれました。

先輩「Tさん…Windowsのカタログサイトを使うんですよ」
T「なんですそれ?」

Tは初めて知りましたが、Windowsの更新プログラムなどをカタログ(ファイル形式)にまとめて配布してくれるサイトがあるのです。
そこから必要な更新プログラムを検索・ダウンロードして、スタンドアロンPCで実行すればネットワークにつながっていなくてもWindowを最新の状態にすることが出来ます。

先輩「まず作業用PCで更新プログラムをダウンロードして、作業用USBメモリに移し替えます」
T「移し替え出来ました!」
先輩「次にスタンドアロンPCに作業用USBメモリを差して、更新プログラムを実行するだけ。簡単でしょ?」
T「ホント簡単ですね!」

作業机の上にPCを並べて、1台ずつポチポチ更新していきます。
難しい作業ではありませんが、それなりに時間が掛かりました。
地味な作業ですが、スタンドアロンPCに限らずアップデート作業は大切です。

※下記のリンクが、Tの利用したWindows Updateカタログサイトです。
 何かの役に立つかも知れませんのでぜひご覧ください。

https://www.catalog.update.microsoft.com/Home.aspx

アップデートの重要性

このブログを書いている時、ちょうどランサムウェアやサイバー攻撃のニュースが連日報道されていました。
多くのサイバー攻撃は何かしらのシステム・機器の脆弱性をつかれて被害にあっています。
Tの担当しているエリアでも各種の脆弱性対応として日々アップデート作業が行われています。

以前、Tが先輩と同行したとあるお客様は「アップデートの重要性は理解しているが現実的に難しい」と険しい表情でした。

・複数のソフトウェアを使用しているのでアップデート作業で別のソフトウェアへの悪影響が無いか心配。
・アップデート適用後のシステム再起動の準備に時間が取れない。
・専任担当者がおらず、システム管理者の数も足りない。

などと非常に頭を悩ませていました。

帰社後、先輩と共に上長へ報告しバトンをつないで貰いました。

Tはまだまだ駆け出しなので、このような問題に対する解決方法を提案することは出来ません。
しかしこの件で、エンジニアとしてのマネジメント・コンサルタント能力も必要だと感じました。
機器の設計・構築が出来る知識はもちろん必要ですが、それらを最大限に活かす環境まで提案・構築することが出来れば…と思います。

かなり高レベルなエリアに足を踏み入れたような気もしますが、出来ることから一歩ずつ進んで行きたいTでした。

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